このブログ記事では、筆者がどのようにしてVSCodeでCのコードを実行するための環境を設定したかを説明します。

コードを書き始める前に、まず環境を設定する必要があります。環境を設定する方法は複数ありますが、 ここでは私が使っているデバイス(M2 MacBook)での設定方法を紹介します。
Clang のインストール
C プログラムを実行するには、対応するコンパイラが必要です。Clang や GCC など複数のコンパイラがありますが、 Mac ユーザーには Clang を使用することをお勧めします。
clang --version
上記のスクリプトをターミナルに入力して、コンパイラがすでにインストールされているか確認してください。「clang が存在しない」 といったエラーメッセージが表示された場合は、次のコマンドをターミナルで実行する必要があります。
xcode-select --install
上記のコマンドを実行した後、再度 clang --version
を実行してインストールされていることを確認してください。
VSCodeのセットアップ
まだVSCodeをインストールしていない場合は、こちらのリンクにアクセスしてセットアップしてください。 これは、多くの開発者が愛用しているIDEで、数多くの便利な機能や拡張機能があります。 (目のためにダークモードを使用しましょう。) VSCode で、拡張機能のページを開いて検索ボックスに「C」と入力します。すると、Microsoft の公式拡張機能「C/C++」が一番上に表示されるので、 それをインストールして有効にします。インストール後、C++環境のセットアップを求められることがあります。Clang コンパイラを選択して続行してください。
また、再度拡張機能のページを開いて、検索ボックスに「code runner」と入力します。「Code Runner」(作者: Jun Han) という拡張機能が表示されるので、 それもインストールして有効にしてください。これにより、コードの実行やデバッグが便利になります。インストール後、拡張機能ページからセッティングを開き、 ターミナルで実行という項目をオンにしましょう。
初めてのCコードを書こう
環境が正しく構成されているかテストするために、簡単なコードを書いて実行してみましょう。VSCode で hello.c というファイルを作成し、次のコードを入力します:
#include <stdio.h>
int main() {
printf("Hello, World!");
return 0;
}
上記のコードは、ターミナルに「Hello, World!」と表示するだけのものです。(今は文法や詳細については気にしないでください。) コードを保存するには「Ctrl+S」を押し、実行するには右上の再生ボタンを押します。(Clang と GCC のどちらを選択するかを尋ねられることがあります。Clang を選択して続行してください。)
ビルドが成功すると、ターミナルに「Hello, World!」が表示されるはずです。おめでとうございます! 環境を正常に設定し、初めてのCプログラムを実行できました!
コードの変更
コードを変更したい場合、例えば「World」の代わりに自分の名前を追加する場合は、まずhello.cを以下のように書き換えます。
#include <stdio.h>
int main() {
printf("Hello, TK!"); // "World" を "TK" に変更
return 0;
}
「Ctrl+S」で変更を保存した後、再生ボタンの横にあるトグルボタンをクリックし、「Run Code」を選択します。 ターミナルに出力が表示されるはずです。おめでとうございます! これで、C プログラマーへの道を歩む準備が整いました!